感情整理
「変えられること」と「変えられないこと」を分ける:ストア派の実践手順
最終更新日:2025-12-28
しんどいときほど、頭の中では「変えられないもの」と戦っています。 天気、他人の評価、過去、景気、相手の感情――ここにエネルギーを注ぐと、消耗だけが増えます。
ストア派(古代ギリシャ・ローマの哲学)が繰り返し扱ったのは、要するに 「自分の支配下にあるもの」と「ないもの」を分けるという技術です。 当サイトでは名言の丸暗記ではなく、今日使える手順に変換します。
文脈:これは“諦め”ではなく“配分”の話
誤読しやすいポイントは、「変えられないなら何もしない」という方向に流れることです。 ここで言いたいのは諦めではなく、配分です。 変えられないものは受け止め、変えられるところに集中する。結果として行動が速くなります。
実践:3分で終わる「二分割メモ」
- いま気になることを1つだけ書く(例:上司の評価が不安)。
- 紙を2列にして見出しを書く:変えられる / 変えられない。
- 思いつく限りで埋める(30秒でOK)。
- 「変えられる」列から5分でできる1手を1つ選び、カレンダーに入れる。
コツは「変えられる」を“行動の単位”まで落とすことです(例:資料を1枚直す、質問を1つ作る)。
誤読を防ぐ:よくある反例
- 反例1(逃避):「会社が悪いから無理」で停止する → 変えられる範囲(相談/準備/選択肢づくり)は残る。
- 反例2(過剰責任):相手の感情まで背負う → 変えられるのは“伝え方”まで。
- 反例3(未来の不安):起きていない最悪を確定扱い → 事実と仮説を分ける。
出典メモ
確度A(一次資料)
ストア派の「自分の支配下にあるもの/ないもの」を分ける発想は、エピクテトス『提要(Enchiridion)』冒頭などで知られます。 本文では特定の日本語訳の一文を断定して引用せず、要旨を手順化しています。
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